土地の売買

不動産売却

どれくらいの予算か

土地をスムーズに購入し、将来的にも安心して維持していくためには、予算の設定がポイントになります。

潤沢な自己資金があるためキャッシュで購入するのか、ローンを利用するのか、資金の贈与などを受けられるかを検討しましょう。

ローンを利用する場合には、どのくらい借りられるかと無理なく返していける額をシミュレーションして予算に反映することが大切です。

資金計画はどうするか

自己資金をどのようにいくら準備するのか、親や祖父母から住宅取得資金の贈与が受けられそうかを検討するほか、ローンを利用する場合には特に慎重な検討が必要です。

借りられる額と無理なく返せる額は異なります。

長期ローンを返済していく過程では、不動産を所有することによる税金やメンテナンス費用、お子様の教育費や老後のための資金なども準備しなくてはなりません。

土地や住宅を売却せざるを得ない状態にならないよう、しっかりとした資金計画が大切です。

ご希望のエリアはどこか

土地の購入目的により、どんなエリアが望ましいか、よく検討しましょう。

住宅を建てたいなら周辺環境や治安、通勤や通学のしやすさを考慮して選ぶ必要があります。

事業用地であれば、事業に応じて集客が見込める場所や物流がスムーズな場所、人材を集めやすい場所など、収益を上げるのに最適なエリアを探すことが大切です。

広さ・間取りはどれくらいか

建てたい住宅や店舗、施設の規模や間取りを事前に考え、希望する建物が建てられる土地を探さなくてはなりません。

いかに広い土地であったとしても、土地には用途制限や建築制限など法令上の制約があり、希望の高さの建物や広さの建物を建てられない場合もあります。

そのため、土地を先に購入するのではなく、建てたい建物が建てられる土地を探すのがポイントです。

土地をそのままにしておいて損しそうなら売却を

土地は価値も高く、なかなか購入できるものではないからと、相続した土地を何も使う用途がないのに所有し続けている方が増えています。

もっとも、いかに評価が高い土地であったとしても、何も使わずに所有しているだけでは何の利益も生み出さず、毎年の固定資産税の支払いで、赤字になってしまいます。

駐車場として貸す、アパートを建てて貸すなど収益を上げる活用法を考えるか、活用が難しい土地であれば、赤字がかさむ前に早めに売却するのがおすすめです。

土地を売却する以外に様々な活用方法があります

アパート・マンションなどの貸しビル経営

土地の立地や広さ、地域の賃貸ニーズによっては、アパートやマンションを建てて賃貸収入を得る道もあります。

もっとも、アパートやマンションを建てれば、必ず収益が上がるわけではありません。

入居者がいなければ賃料収入が入らないため、賃貸ニーズが見込める地域か、どのようなターゲット層にどのような物件を提供すべきか、空室リスク対策が大切です。

建物を建てずに活用

アパートやマンション、貸しビルなどを建てるには高額なコストがかかり、企画や設計から建築工事と、入居者の募集と長い時間もかかります。

資金面で苦労することや赤字経営に陥るケースも少なくありません。

これに対して、青空駐車場や近年人気のコインパーキングなどであれば、低コストかつ早期に収益を望める事業をスタートできます。

第三者へ土地を貸しだす

アパート経営やマンション経営をすることや駐車場経営を自ら行うのではなく、土地を貸して地代を得る道もあります。

土地の立地や周辺環境、広さなどにもよりますが、安定した事業者に貸すことや住宅地であれば一般個人に貸すことも可能です。

幹線道路沿いや駅前の土地なら、店舗や商業施設などからも需要が高く、高額かつ長期にわたっての地代が見込めます。